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3DCG Blenderで実寸モデリング

3DCGのBlenderを使って、実寸(原寸)のサイズでモデリングをしていく設定やTipsの紹介をしていきます。プロダクトデザインや3Dプリント用のデータ作成にはかなり良いと思います。

簡単に綺麗なレンダリングをするには環境をHDRに!

Tips

Blenderレンダリングって3DCADソフトと比べたら難しいですよね。

3DCADのレンダリングソフトは、大体綺麗にレンダリングできるプリセットがいくつか用意されているので、それを使って簡単に綺麗なレンダリングをすることができますが、Blenderはひとつひとつ自分で設定しないといけません。

あらかじめ撮影スタジオとしてひとつデータを作っておいて使いまわすというのも手だと思いますが。

 

で、今回はBlenderで簡単にレンダリングする方法です。

3DCADのレンダリングでやってることと同じことをしますが、重要なのは環境(背景)です。環境が若干複雑な画像であれば、大体綺麗なライティングだとか映り込みが実現できます。

 

ちなみにCyclesレンダーでの解説になります。

基本的なレンダリングやマテリアルの設定方法は、ネットを探ればたくさん出てくるので省きます。

1.レンダリング環境

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今回の環境はこんな感じ。

レンダリングしたいオブジェクトを用意して、その頭上にライト用の平面を用意します。ライトのマテリアルは画像右側の通り。

あとは床用にでかい平面を作成しておくだけです。

デフォルトからあるランプ類のオブジェクトはいらないので削除。

オブジェクトはわかりやすいように金色っぽいマテリアルにしています。

 

2.普通にレンダリングするとしょぼい

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レンダリング(ショートカットはF12)してみるとのっぺりしていて全然だめです。

なぜのっぺりしてるかというと、環境が単色だからです。

単色なので、オブジェクトに映り込む背景が単純すぎるのです。

環境がもっとごちゃごちゃしていると、映り込みが綺麗になりますので、早速ごちゃごちゃさせましょう。

 

3.環境テクスチャの設定

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ワールドの設定で、背景のカラーを色から環境テクスチャに変更します。

 

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開くから、お持ちのHDR画像を開きます。

HDR画像がないという方は、ネットで検索してダウンロードしましょう。

HDR フリー」や「HDR free download」とかで検索すればたくさん出てきます。

 

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これでHDR画像を環境テクスチャとして適用することができました。

まだレンダリングしていないので、画面では反映されていませんが。

 

4.レンダリングは解像度とサンプリングも重要

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早速レンダリングといきたいところですが、解像度とサンプリング(レンダーの値)を設定しましょう。

解像度はでかければでかいほど、でかい画像がつくれます。ちなみにピクセルの下の%は作成する画像のサイズです。50%ということは、その上で設定している1920 * 1080pxの半分でレンダリングしますよってことです。

100%にすれば設定したピクセルのサイズでレンダリングできます。

サンプリングは、レンダリングの質を左右します。サンプル数を500とか1000にすればより綺麗な画像になりますが、時間がめっちゃかかるようになります。

 

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で、色々設定したらレンダリングをしてみましょう。

最初にお見せしたレンダリングと比べて一目瞭然。まるで綺麗さが違いますね。

全然のっぺりしておりません。

背景にしたHDR画像によって変わりますが、単色よりもごちゃごちゃとした背景にしたほうが、オブジェクトは映えます。

 

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ちなみにサンプル数を100から500に変えると、ノイズが減ります。

 

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画像の保存は左下から。

 

以上です。

3DCAD(Solidworksとか)では、プリセットで環境に室内とか工場とか屋外といったものが用意されているんですが、Blenderは全く用意されていないので、自分で用意します。自由度は高いですが、なかなか初心者にはつらいところですね。

でも今は、背景用のHDR画像が大量にフリーで公開されているので、わりと不自由しません。

あと自分ででかい写真を用意してもいいですしね。

 

おすすめ本

キャラクターをつくろう! 3DCG日和。 vol.3 -Blenderでつくる、ポリゴンキャラクター - amazon

この本ではマテリアルの設定とかライティングのことが解説されているので、参考になると思います。

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